ポータブル電源は何Wh必要?Vlog・配信機材の充電回数で選ぶ3台
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結論: Vlog・配信機材の充電が目的なら、1000Wh級のポータブル電源が1台あれば十分な目安です。DJI Osmo Pocket 3なら約80回、MacBook Airでも約14回が目安になります(Jackery公式の稼働時間の計算式を、容量の80%で当てはめた推計)。ただし160Whを超えるリチウムイオン電池は、飛行機には持ち込めません。
- できるだけ安く1台そろえたい・USB-Cで機材をまとめて充電したい人:DJI Power 1000 Mini
- 長く使い倒したい・家電も使う車中泊の人:Jackery 1000 New V3
- 価格と重さのバランスを取りたい人:Dabbsson 1000L
- 飛行機で行く旅Vlogの人:ポータブル電源ではなく、160Wh以下の範囲で考える
外で撮っていると、バッテリー残量の表示がじわじわ減っていくのが気になりますよね。
「モバイルバッテリーだけじゃ心もとない」「かといって、ポータブル電源って何Wh買えばいいのか分からない」。そう思って検索してきた人が多いんじゃないでしょうか。
僕はOsmo Pocket 3を撮って出しで使っていますが、ポータブル電源はまだ持っていません。だからこの記事では、使用感や快適さは一切書きません。書けるのは、公式が公表している容量と消費電力から「何回充電できるか」を計算した目安だけです。逆に、それさえ分かれば選ぶ基準はシンプルになります。
順番に、①機材の充電回数から必要な容量を計算する方法、②買う前に知っておくべきこと、③3台の比較、④型別のおすすめ、の流れで紹介していきます。
何Wh必要? 機材の充電回数で計算する
ポータブル電源の容量選びは、Jackery公式が稼働時間の目安として公表している式が使えます。
「ポータブル電源のバッテリー容量(Wh)×80%÷接続する家電の消費電力(W)」
この式を、家電の代わりに機材の充電に当てはめてみます。1000Wh級(1008Wh)のポータブル電源なら、80%で実際に使えるのは約806Whが目安です。ここに、機材ごとのバッテリー容量(すべてDJI・Appleが公表している値)を当てはめると、こうなります。
| 機材 | バッテリー容量(公式) | 1000Wh級(1008Wh)での目安充電回数 |
|---|---|---|
| DJI Osmo Pocket 3 | 10.01Wh | 約80回 |
| DJI Osmo Action 5 Pro | 7.5Wh | 約107回 |
| MacBook Air 13インチ(M4) | 53.8Wh | 約14回 |
Jackery 1000 New V3のように1024Whの機種だと、80%で約819Whになるので、Pocket 3で約81回・MacBook Airで約15回が目安です。数字がほぼ変わらないのは、容量の差が16Wh程度しかないからです。
iPhoneはAppleがバッテリー容量(Wh)を公表していないので、この計算には入れていません。
これはあくまで目安です。Jackery公式も「実際の稼働時間は使用環境や条件で変わる」としていますし、充電にはケーブルや機器側のロスもあります。ぴったりその回数まで充電できるわけではないと考えてください。
買う前に知っておくこと
3台の比較に入る前に、公式サイトの情報から言えることを3つ挙げておきます。
①飛行機には持ち込めません
160Whを超えるリチウムイオン電池は、JAL・ANAのどちらの規定でも機内持ち込みも預け入れもできません。ここで紹介する3台はいずれも1000Wh級なので、飛行機には持ち込めません。飛行機で行く旅Vlogの人は、ポータブル電源ではなく160Wh以下の範囲で機材を考える必要があります。
②重さは10〜11.5kg。歩き撮りの道具ではありません
3台とも約10.6〜11.5kgあります。10kg以上あるので、歩き撮りには向きません。車に積んでおくか、車中泊や配信の拠点に置いておく道具として考えてください。
③公式サイトで買うと長期保証がつく
Jackery・Dabbssonは、公式サイトで購入すると3年保証+2年自動延長の5年保証になります。DJI Power 1000 Miniの保証年数については、DJI公式の商品ページに記載がありませんでした。
ポータブル電源3台の比較表(2026年9月23日時点)
| 商品名 | 容量 | AC出力 | 重さ | 電池と寿命(サイクル) | USB-C | 保証 | 価格(2026年9月23日時点) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DJI Power 1000 Mini | 1008Wh | 最大1000W(連続800W) | 約11.5kg | LFP電池・4000サイクル以降も80%以上の容量を維持 | USB-C×1(最大100W)+巻き取り式ケーブル×1(同時使用で合計150W) | 公式サイトに記載なし | 52,980円(通常56,210円) |
| Jackery 1000 New V3 | 1024Wh | 定格1500W | 約10.6kg | リン酸鉄リチウムイオン・約6000回(6000回後も70%の容量を維持) | 最大100W | 公式サイト購入で5年保証(3年+2年自動延長) | 109,800円 |
| Dabbsson 1000L | 1008Wh | 定格1200W(Power-Boostで最大1600W、瞬間2400W) | 約10.6kg | 半固体電池・最大4000回 | 商品説明に記載なし | 公式サイト購入で5年保証(3年基本+2年延長) | セール75,800円(通常109,800円) |
価格・セールは変わります。最新の金額は必ずリンク先の公式サイトで確認してください。
あなたにピッタリなのはどれ?
- できるだけ安く1台そろえたい・USB-Cで機材をまとめて充電したい:DJI Power 1000 Mini(52,980円、USB-C 100W+巻き取り式ケーブル、LFP電池で4000サイクル)
- 長く使い倒したい・家電も使う車中泊:Jackery 1000 New V3(約6000回のサイクル、AC 1500W、公式サイト購入で5年保証)
- 価格と重さのバランスを取りたい:Dabbsson 1000L(セール75,800円、約10.6kg、定格1200W、公式サイト購入で5年保証)
- 飛行機で行く旅Vlog:ポータブル電源ではなく、160Wh以下の範囲で機材を考える(この記事で商品はおすすめしません)
各機種の詳細
DJI Power 1000 Mini
- 電力量1008Wh(標準)
- LFP電池(リン酸鉄リチウムイオン)、4000サイクル以降も80%以上の容量を維持
- 正味重量 約11.5kg
- AC出力(100V)最大1000W(連続800W)、AC出力ポート×4(JP)
- USB-C×1(最大100W)+USB-C巻き取り式ケーブル×1(同時使用で合計150W:ケーブル最大100W・ポート最大50W)
- USB-A×2(各12W)
- DJI Store価格 52,980円(通常56,210円、2026年9月23日時点)
USB-C×1に加えて巻き取り式のUSB-Cケーブルまで付いていて、3台の中で価格も52,980円と一番安いので、とにかく安く・USB-Cで機材をまとめて充電したい人はDJI Power 1000 Miniで決まりです。
Jackery 1000 New V3
- 容量1024Wh
- AC定格出力1500W
- リン酸鉄リチウムイオン電池で約6000回の充放電サイクル(6000回使用後も70%の容量を維持)
- USB-C最大100W
- 重量 約10.6kg
- 公式サイト購入で3年保証+2年自動延長の5年保証、30日間の返品期間
- 公式価格109,800円(2026年9月23日時点)
約6000回の充放電サイクルと、公式サイト購入で3年保証+2年自動延長の5年保証がついているので、長く使い倒したい人・家電も使う車中泊の人はJackery 1000 New V3が向いています。
Dabbsson 1000L
- 1008Wh
- 定格出力1200W(Power-Boostで最大1600W、瞬間2400W)
- 半固体電池で最大4000回
- 重量 約10.6kg
- 公式サイト購入で5年保証(3年基本+2年延長)、30日間価格保証
- 価格 セール75,800円(通常109,800円、2026年9月23日時点)
セール価格75,800円はJackery 1000 New V3の109,800円より抑えられていて、重さも同じ約10.6kgなので、価格と重さのバランスを取りたい人はDabbsson 1000Lが合っています。
よくある質問
Q1. 500Wh級じゃダメですか?
この記事で確認できたのはDJI・Jackery・Dabbssonの1000Wh級3台の数値だけなので、500Wh級については比較していません。判断するなら、充電したい機材の数と、何日分の撮影・配信をまかないたいかを、上の表の目安回数と照らし合わせて考えてください。
Q2. 飛行機に持っていけますか?
持っていけません。160Whを超えるリチウムイオン電池は、JAL・ANAどちらの規定でも機内持ち込みも預け入れもできません。今回紹介した3台はすべて1000Wh級なので対象になります。
Q3. 何年使えますか?
「何年」という形の公表値ではなく、充放電のサイクル数で公表されています。DJI Power 1000 Miniは4000サイクル以降も80%以上の容量を維持、Jackery 1000 New V3は約6000回(6000回後も70%の容量を維持)、Dabbsson 1000Lは最大4000回です。
Q4. Osmo Pocket 3は何回充電できますか?
Osmo Pocket 3のバッテリー容量は公式で10.01Whです。1000Wh級(1008Wh)のポータブル電源に、Jackery公式の稼働時間の式(容量×80%)を当てはめると、約80回が目安になります。Osmo Pocket 3自体については、Osmo Pocket 3は今から買っても後悔しないかでも紹介しています。
まとめ
安さとUSB-Cのまとめ充電を取るならDJI Power 1000 Mini、サイクル数と保証で長く使い倒すならJackery 1000 New V3、価格と重さのバランスならDabbsson 1000L。そして、飛行機で行く旅Vlogの人には、ポータブル電源ではなく160Wh以下の範囲で機材をそろえることをおすすめします。
どれを選ぶにしても、公式サイトの容量とサイクル数から逆算すれば「何回充電できるか」は目安として計算できます。あとは自分が何日分の機材を運びたいかで決めてください。